他部署や実際の現場との連携を大切にすることで
思いつかないような解決策が浮かび上がる
志度工場 Y.T.
ー 仕事内容について
舗装材や擬木を中心とした景観資材製品や、積み材等のエクステリア製品を製造する「志度工場」で、品質・安全・設備の管理全般に携わっています。
ー 印象深いプロジェクト
舗装材は、カタログに掲載されている標準品だけでなく、さまざまな色や素材、形状のリクエストに応える「特注品」のウエイトも大きくなっています。
「ストロングペイブ」は、水平・垂直方向の強固な3次元連結構造によって、重車両の乗り入れも可能にした画期的な舗装材です。「熊本桜町シンボルプロムナード」の物件では、スタンダードサイズの縦・横寸法が97mm✕197mmなのに対し、495mm✕795mmという大判サイズの特注をいただきました。
開発部の担当者と形状や配合面での検討を行った上で試作を行うのですが、サイズが大きいことから、端部の垂れ及びそれに伴うひび割れが発生し、始めは出荷できる状態ではありませんでした。その後、凹凸の嵌合形状の変更や配合変更を繰り返し、なんとか製造方法を確立することができました。施工後の路面は、大判サイズならではのダイナミックなパターンを生み出しています。
ー 今後のビジョン
試作や不具合発生時にはできる限り現場・現物・現実を確認するようにし、現場の担当者からのヒアリングや現象面だけを捉えるのではなく、記録や測定データを総合的に判断して方針をたてるように心がけています。また、技術的な課題に関しては開発部にも相談します。製造部門の私だけでは思いつかないような要因や解決策が浮かび上がることも多く、NIKKOの技術力の高さに繋がっていると感じています。