概要
※Necoコンクリート=Nikkoの"N"と"eco"を組み合わせた造語です。
セメントの代替として産業副産物(石炭灰・高炉スラグ微粉末)を使用することで、通常コンクリートと同等の強度、施工性を保持しながらCO2 排出を抑制する低炭素型コンクリートです。
コンクリート製造時のCO2 排出量
- コンクリート製造完了までの過程において、もっともCO2 発生量が多いのはセメント製造時です。
- セメント製造時の焼却工程(1,450℃)で多くのCO2 が発生します。
- セメント1t(1,000kg)製造するのに発生するCO2 量は、約770kgです。
- 上図のように単純にセメントを低炭素材料に置換することで低炭素型コンクリートとなります。
セメント置換用の産業副産物
NecoコンクリートのCO2 削減効果
注)セメント置換率を55%とした場合
特長
- 石炭火力発電所から排出される「フライアッシュ(石炭灰)」や高炉製鉄所から排出される「高炉スラグ微粉末」等の産業副産物を使用した製品です。
- セメントを産業副産物に置き換える割合に応してCO2 排出量が約50〜60%削減可能です。
※セメント置換率を55%にするとCO2 削減率は50%となります。
- NecoコンクリートのメリットはCO2 排出量の削減だけではありません。 産業副産物をセメントの代わりに活用するため、省資源化やリサイクルにも役立ちます。
- 一般的なコンクリートと同等の強度、施工性を保持しています。
Necoコンクリートの適用例