概要
コンクリート下水道管路・下水処理施設のコンクリート構造物などを合成樹脂プレート(BKUプレート=PVCリブ付きプレート)で保護するシートライニング工法です。
これらの管路・構造物が下水中に含まれる硫酸イオンや微生物等のために腐食するのを防護します。また、BKUプレートは防食性能だけでなく、平滑性、耐摩耗性にも優れた性能をもっているので、多種多様な用途に使用できます。
特長
耐防食性・平滑性・耐摩耗性
- 下水の硫酸濃度pH4~1の環境下でもBKUプレートは影響を受けません。
- また、BKUプレートは平滑性に優れ、その粗度係数は0.010を採用でき、耐摩耗性についてもコンクリートの4~7倍の性能をもちます。
コンクリートとの固着性
- 特殊形状のリブをもつBKUプレートは、コンクリートと物理的に強固に一体化して、はく離の危険性がありません。
BKUプレートの接合
- 幅30cm程度のBKUプレートの接合は、BKUジョイントと呼ぶ接合材で簡単に行うことができます。
施工性
- 天候や気温に左右されることなく施工ができます。特に、補修工事においては施工面凹凸や湿潤状態の程度にかかわらず施工ができます。
経済性
- 長期的にコンクリート防食性能を保つので維持管理費の節約ができます。
- コンクリート製品から構造物まで多種多様な用途があります。