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耐食性複合管
ハイガードパイプ規格・準拠図書
耐薬品性に優れた特殊樹脂を剛性管であるヒューム管の内面にライニングした複合管で、下水に含まれる酸やアルカリ類および硫化物等の有害物質により管が腐食するのを防護します。
また、ハイガードパイプは防食性能だけでなく平滑性にも優れているので、下水道管路の勾配設定に制約を受ける箇所でも管断面の変更を行わずに所定の流量を確保 することが可能です。
ヒューム管を回転させながら、特殊装置で管内面に不飽和ポリエステル樹脂(速硬化性樹脂)をライニングすることにより、均一化された滑らかな硬度の高い膜が形成されます。
ハイガードパイプに使用される速硬化性樹脂は強靱性と耐薬品性、物理特性に優れた特長を持っています。
従来のヒューム管より粗度係数は小さく滑らかで水理特性として重要な粗度係数は塩化ビニール管と同じ0.010 が適用できます。下水道管路としては勾配の確保、管断面の変化がないことが不可欠の条件であり、ハイガードパイプはヒューム管と塩化ビニール管の優れた性能を併せ持った、理想的な複合管であるといえます。
下水道管路にはいろいろなヒューム管が使用されています。B形管、C形管、推進管などの全てのものに適用できます。
ライニング層は素管のコンクリート面とよく接着し一体となっているため、穿孔や切管を行ってもライニング層がはがれることがほとんどありません。
ライニング層には不飽和ポリエステル樹脂に添加剤を使用しているので低価格です。
所定強度に達した素管にライニングするので、加工後すぐに出荷できます。