パブリックスペース 総合カタログ 2024-2025
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PAVEBARRIER FREE BARRIER FREE PAVEkgkg094PUBLIC SPACE GENERAL CATALOGUE近年の震災では、液状化現象での被害規模は“世界最大”といわれる大きな被害が出ました。二次災害の危険性、対策を講じる難しさなどが次々に明らかになってきており、こうした事実は、被災地の復興計画や、日本各地の地震防災計画にも大きな影響を与えています。「液状化」に備えるために今何が必要かを探る為に、ニッコーでは『災害に強いまちづくり』を目指していち早く現場調査を行いました。安全で敏速に避難できるよう、普段の整備に不可欠なアイテムをご用意いたしました。液状化した路盤を再現する為にブロックをフレームで拘束。中吊り状態でどこまでの荷重に対応できるか検証しました。地震液状化対応検証アングルフレーム※ジョイント機能のない従来製品は、20kgの砂袋で、陥没しました。※砂袋10袋(200kg)を乗せても、ブロック底面のたわみもほとんどなく、平坦性を保っています。液状化によって路盤が降起・沈下。ジョイント機能のない従来舗装は、歩行や走行が困難となります。液状化によって路盤が降起・沈下しても、ブロックの嵌合形状が舗装面を一体化。フラットな路面を維持し、安全な避難経路が確保できます。仙台空港線(宮城県名取市)※上記写真3枚共2011年5月撮影震災後の通常インターロッキング施工現場従来のインターロッキングブロックの場合バリアフリーペイブの場合震災後のバリアフリーペイブ施工現場※今回の実験にあたって、中吊り状況を実現する為、ブロックの端部拘束を強化しています。※下記の実験は、嵌合の効果を分かりやすく確認いただく為のものですので、発災時の性能を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。20200■地震災害に備え、震災前対策や軟弱地盤上の道路盛土の不同沈下対策が必要になります。バリアフリーで快適な舗装材は、その特性でもある連結構造により災害にも強い舗装材として新たな可能性を広げました。もしもの地震に強いバリアフリーペイブ

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