土木総合カタログvol.25 近畿版
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歩道幅員436無電柱化推進法(公布・施行:平成28年12月16日)災害の防止、安全・円滑な交通の確保、良好な景観の形成等を図るため、無電柱化の推進に関し、基本理念、国の責務等、推進計画の策定等を定めることにより、施策を総合的・計画的・迅速に推進し、公共の福祉の確保、国民生活の向上、国民経済の健全な発展に貢献することを目的に制定されました。無電柱化手法の変遷歩道幅員が広く、電力や通信の需要が大きい地域を想定した手法からコンパクト化を図っているが、現場対応として限界にきています。今後は、狭あい歩道、狭あい道路への適用が求められています。大規模商業系地域を対象駅前通り・商店街・住宅街など市民の生活に密着した地域を対象商業系地域電力・通信の需要1期〜3期地中化計画平成28年に埋設深さの基準や電力線の離隔距離に関する基準が緩和され、「浅層埋設」や「小型ボックス活用埋設」が可能となりました。新電線類地中化計画これからの電線類地中化広い幹線道路生活道路大規模商業系地域狭い大きい電力管通信管電力管キャプシステムS61年〜歩道下のボックスにまとめて線を収納戦線共同溝各管路の中にケーブルを敷設しコンパH7年〜電線共同溝H11年〜クト化よりコンパクト化通信管電力管通信管電力管通信管次世代型トラフ方式防災安全・快適景観・観光大規模商業系地域に加え郊外及び中小規模商業地域・住宅系地域を対象H21年〜浅層埋設式小型ボックス方式これから・大規模災害(地震、竜巻、台風等)が 起きた際に、電柱等が倒壊すること による道路の寸断を防止・無電柱化により歩道の有効幅員を 広げることで、通行空間の安全性・ 快適性を確保・景観の阻害要因となる電柱・電線 をなくし、良好な景観を形成住宅系地域小さい電力管通信管無電柱化事業への取組み(低コスト手法のご提案)道路の無電柱化については、「災害の防止」、「安全で快適な交通の確保」、 「良好な景観形成」を目的に昭和61年度より計画的に取り組まれています。現状の主な課題の一つとしてコストが挙げられ、より一層の低コスト化が求められています。

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