土木総合カタログvol.25 近畿版
140/512

BべーカーウーKU工法(シートライニング工法)BKU工法は、コンクリート下水道管路・下水処理施設のコンクリート構造物などを合成樹脂プレート(BKUプレート=PVCリブ付プレート)で保護するシートライニング工法です。これらの管路・構造物が下水中に含まれる硫酸イオンや微生物等のために腐食するのを防護します。また、BKUプレートは防食性能だけでなく、平滑性、耐摩耗性にも優れた性能をもっているので、多種多様な用途に使用できます。138●耐防食性・平滑性・耐摩耗性●コンクリートとの固着性●BKUプレートの接合●施工性●経済性特 長用 途BKUプレートとコンクリートの固着断面(CG)BKU IBボックスカルバート(IB50タイプ)斜切製品据付工事BKU工法工業会BKUはドイツ語の  Beton(ベトン=コンクリート)  Kunststoff(クンストストッフ=合成樹脂)  Unit(ウニット=一体化)の頭文字をとったもので、文字通りコンクリートと合成樹脂を一体化したものです●防食性能  耐酸性  下水道処理施設            温泉排水処理施設            鉱山排水処理施設       耐硫酸塩 漬物タンク            海洋構造物●平滑性能       流速・流量対策用施設●耐摩耗性能      落差用水路製品等下水の硫酸濃度pH4〜1の環境下でもBKU プレートは影響を受けません。また、BKU プレートは平滑性に優れ、その粗度係数は0.010を採用でき、耐摩耗性についてもコンクリートの4〜7倍の性能をもちます。特殊形状のリブをもつBKUプレートは、コンクリートと物理的に強固に一体化して、はく離の危険性がありません。幅30cm程度のBKUプレートの接合は、BKUジョイントと呼ぶ接合材で簡単に行うことができます。天候や気温に左右されることなく施工ができます。特に、補修工事においては施工面の凹凸や湿潤状態の程度にかかわらず施工ができます。長期的にコンクリート防食性能を保つので 維持管理費の節約ができます。コンクリート製品から構造物まで多種多様な用途があります。

元のページ  ../index.html#140

このブックを見る