土木総合カタログvol.25 近畿版
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FエフエーAボックス(斜角大型ボックスカルバート)FAボックスは、3分割されたPCa部材と現場打ちコンクリートを併用した大断面ボックスを構築する工法で、工期短縮、省人化を可能としました。頂版、側壁を分離構造(セグメント化)とすることで、斜角を有する現場への標準対応も可能となりました。無駄な露出部標準ボックス仕様無駄な露出部斜角ボックス仕様114● 製品の構成がスラブの組み合わせであるため製造コストが安価です。●  従来のプレキャスト部材の連結はPC鋼材を使用することが多かったが、FAボックスはループ継ぎ手を用いて現場打ちコンクリートで一体化するため施工が容易です。●  部材間の接合部には止水用パッキンのほか、防水材の塗布や防水シートによる止水● FAボックス対応プレキャストウイングも開発しております。(P.116)九州大学との共同研究により、隅角部性能の基礎実験や実物大の公開載荷試験を行いました。想定通りの施工が可能であることや一体型と同等の構造性能を有していることなどを確認しました。斜角の短スパン橋梁としての使用例特 長も併用し止水効果を高めました。斜角比較図FA工業会60°〜90°

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